ミュージアムカフェ・バナナムーンでは「心地よさ」をひとつのテーマとして美術館運営を心掛けています。

大きな美術館では巨匠・名画・現代美術等様々な作品展が催されていてますが、あまり美術芸術に興味のない生活を送られて
いる人たちにしてみれば、なんだか敷居の高い縁のない施設なのかもしれません。
しかし実際に美術館へ行ってみれば、人生を変えてしまうほどの作品に出会うこともありますし、素晴らしい作品も多々ある
のですが、なかなか足が向かわないのが世の常なのかもしれません。
そういった方たちにも気軽に訪れていただけるようにと、当館では「お茶を飲みに行く」感覚で楽しんでいただけるよう、美
術館運営をはじめることになりました。

ご存知の通り「週刊新潮」の表紙絵は前衛芸術でも現代美術でもなく、成瀬政博自身が言う大衆美術の一部であり、日々消費
されていく週刊誌の舞台であっても、見ていただける方たちに何かを感じてもらったり、心癒され たといった気持ちになって
もらえるよう制作しています。

安曇野の自然の中で作品を観て、お茶を飲み、木々を眺めるといった、少しの時間だけでものんびりとくつろいでいただき、
日常とはひとあじ違う「心地よさ」を訪れた方たちに感じてもらえるように心掛けていきたいと思います。

                                  museum cafe BANANA MOON 館主 / 成瀬 唯・洋美

案内/展示室は3部屋、ショップスペース・カフェスペース(テラスもあります)
「週刊新潮」表紙絵原画の展示をはじめ、シルクスクリーン版画、オリジナルタブロー、グッズ展示販売。
「週刊新潮」表紙絵原画は季節ごとに入れ替え、2F展示室では月毎の企画展を開催。

ごあいさつ 成瀬 政博(なるせまさひろ)                              2007年・春

1997年春からはじまった「週刊新潮」表紙絵の連載、早いもので11年目に入っています。
1956年の「週刊新潮」発刊時から亡くなられるまで、25年にわたって表紙絵をかきつづけられた谷内六郎さんの絵、とても
好きでした。
いつかぼくもこんな仕事ができたらなぁと夢に思っていたのですが、とつぜんそれが現実になったときは、ほんとうにおどろ
いたものです。
連載をはじめて1年もすると、自分のイメージをほぼ使い果たしてしまい週刊誌の連載の厳しさを痛感しながら、25年もつづ
けてこられた谷内さんのことを思いうかべては、勇気をいただいたものでした。
週刊誌という日々消費されていく舞台で作品を発表しているわけですが、一枚の絵として自立したものをかきつづけていきた
いという思いが、ぼくにはあります。
その中の一部ではありますが、この小さなミュージアムに展示をしています。
みなさまの感想など聞かせていただければうれしく思います。


成瀬政博 プロフィール

1947年 大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。
1983年 画家として作品発表をはじめる。
以後、画家・イラストレーターとして展覧会・新聞・雑誌・広告・出版物装幀
・TVタイトルアニメーション・CM制作等で幅広く活躍。画集・著書多数。
1989年 大阪から長野県安曇野に移住。
1997年「週刊新潮」表紙絵の連載はじまる。
2000年「タオル美術館ASAKURA」開館。「週刊新潮」表紙絵原画を常設展示。
2004年 museum cafe BANANA MOON 開館。

現在は「週刊新潮」表紙絵連載を主な仕事とし、連載中の出版物は「婦人之友」
連載 なだいなだ氏 のエッセイ「つむじ先生の処方箋」のイラスト。
コスモマーチャンダイジィングwebsiteにキャラクターイラスト。
カノラホール(長野県岡谷市)季刊誌「society」にエッセイ。
「市民タイムス」書評。(長野県中信地区)
井上百貨店/包装紙・ショッピングバッグ(長野県松本)
その他多方面で本の装幀、イラストなどに携わっている。

成瀬政博オフィシャルサイト
BANANA MOON http://bananamoon-web.com

         photo by makinu.k